なんだこれは

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一ヶ月、採点してなかった

塾講師として塾に行ったら生徒に怒られた、夢の話。

よくある、安っぽいPタイルの上に整頓されて並ぶ、パイプ机、パイプ机、パイプ机。安っぽく白く塗装された廊下側の窓。教室そのもの。

今の年齢のfu7mu4はそんな所に居た。はっきりいって眺めていた。

そうするといつの間にか、生徒がいっぱい居て、呼びかけられた。若い男。20代いってないかも。
「fu7mu4先生じゃないですか?お久しぶりです。どうしていたんですか?」
なんだろう?生徒か。そう言えば、fu7mu4は先生をしていたんだった、と記憶が生成されていった。曖昧に返事しておくと、さらに詰め寄ってきて言った。
「僕ら、みんなfu7mu4先生の採点を待ってるんですよ、一ヶ月も」

えっ、なんてことをしてるんだ、fu7mu4は、いや、このシデ虫は。
「それは本当にすまない、いろいろとあってね。」仕事の忙しさを説明しようとしたが無駄なので止めた。彼らの貴重な時間を無駄にしていたのだ。さらに時間を無駄にしては行けない。
「すぐにやるよ。」

そういうと場面が変わる。

同じくパイプ机の上に山のように積んである、答案を見た。それからPCでどうするか考えた。なんでIT化って必要なところでは進んでいないんだろう?これをとりあえず、名簿を元に表を作って....

fu7mu4は起きると、恐ろしいことに気がついた。あいつらは夢の中に生きているのだと。そして一ヶ月も夢の中で待っていたのだと。どうやって今から夢に戻って採点していけばよいのかと。今回も採点ができなかった。一体、一体このシデ虫は何をやっているのだ。

しばらくして気がついた。

この生徒たちの夢を一ヶ月前に見ていないことを。