こうの史代のドラマをみた、ママンの知り合いが

こうの史代のドラマをみた、ママンの知り合いが、アレの原作の漫画があると聞いて読みたいといったので貸すことにしたんです。そう貸すんですよ。ファンが増えるのは良いことですよ。でも、そんなに軽い話ではないし、いや、重いよねぇ。fu7mu4は嫌いじゃない。むしろ好きなんですけれど、でも、どうなんだろう、あのドラマで読み始めるのは。

どちらかというと、どうしようもない状況から、いやだからこそ、物語フィクションの力で立ち上がっていく話だと思うのですよ。あのドラマはそれがみあたらなかった。恋愛のだけだった。悲惨さの中の無力、絶望がたりなかった。あの場所で当然起ることがわかっていながら、読み進めるのを止められない、無駄になることがわかっている、祈りがおきなかった。

あれでいいのだろうか、こんなドラマしか視聴者には理解できないからと、こういうドラマにしていいのだろうか。そんなふうに思われていていいのだろうか。