だいたいの人は答を欲がらない。
答は、真実は人を傷つけるだけだ。身も蓋もない。これが真実だったりする。
そもそも答を理解できないこともある。
彼らの欲しいのは答ではない。彼らの考えることを肯定して欲しいだけなのだ。
だから教えて欲しいなんていうからといって答をいうわけにはいかない。
答を言ってもこういうのだ、A-3の条件を満していないとか、簡単にいうなとか。
いや、ちがう。
本当のことをいうと問いが間違っているのだ。
正しい問いではないのだ。だから答がだせないのだ。
問いをたてるには、事態を深く認識していなくてはならない。
だから聞くまえによく考える必要があるのだ。