なんだこれは

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goodbye to you キミにさよなら

うちの会社でまた一人辞めていった。
キミにさよなら。


キミに対して何かができたわけではなかった。
キミの悩みもキミの喜びも何もしらないままに、さようなら

一人一人に挨拶するキミには、尊敬の念すら感じる。自分なら、呪いの言葉をまいていくのかもしれない。それなのに、キミは。何もしない、何もできない、キミの上司、知り合いの一人一人に挨拶する。

ある意味では恐怖、いや畏怖すら感じてしまう。

しかし、キミは残っている我々に畏怖しているのかもしれない。
進化のはての現状に対応できなくなった、化石のような我々がまだ以前の成功体験に引っ張られて変わらない/変われない我々に。

残っている我々は変わるべきなのかもしれない。変わるのは今しかないのかもしれない。そう今しかないのかもしれない。

跳ぶしかないのかもしれない。こんなことを考えてないで今すぐ跳んだ方がいいのかもしれない。

それとも跳ぶしかないことは、鈍感な私以外のみんなが知っているのだろうか。得てしてそういうことは語られない。跳ぶものは皆、語らずに跳んでいった。

私は跳ばずに語り続けるだろう。絶滅した恐竜が化石を残したように。進化の行き詰まりを示すように。これが私に課せられた呪いである。