なんだこれは

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絡めとられるということ、呪い

どうでもよいような所をちまちまちまいじって悦に入る人種がいる。

彼らをマメラーと呼ぶことにする。

マメラーはまめである。どうでもよいことをちまちまちまちまする。
それはいい。fu7mu4にとっても、それはいいのである。べっ別に、まめまめできないからひがんでるんじゃないんだからねっとかいうツンデレでもない。単にそういう傾向のある、愛すべき人たちである。


ただ、マメラーはそれをいつしか、強要してくるのだ。曰く皆やっているから。曰く、こうした方が絶対受けがいいからと。

これらは皆、嘘である。いや受け売りであることが多いんである。で、これがなにかの役に立っているのかというとどうだろう、いやあ役に立てればいいのですがというのが関の山である。

Excelのセルが1ポイントずれているだの、印刷したらずれるだの、WEBでおもったように書けないだの、どうでもよいことで延々と時間をかける。特にExcelの印刷はやめておけとしか言いようがない。あれはダメだ。プリンターによって変わるからこだわるなと言いたい。あれは表計算ソフトだから印刷はだめだと割り切らなくちゃ。あと、別のブラウザでみても同じように表示されるのを期待してはいけません。そもそもそういう風にできるように設計されていないし、画面サイズからして違うんえすからね。

まあ、言ってもやり続けるから言わないけど。

そんなこんなでちまちまと作業して、やった一文字詰めれたとか喜んでる。なんだその無駄な時間。正直にいうとただのテキストファイルを印刷してしまっても、もんだいないんじゃないかなぁ、とか思うわけですが。

こういうマメラーは、絶対こうがいいよねという仲間をもっていて、自分にバックボーンにしている。仲間がこう思っているであろうという共同幻想に基づいて動く。だから、根本的にこと、そもそも論を持ち出すと崩れさることが多い。

えーっとこんな作業に時間かけてどうするのさ?

しかしマメラーはマメラー同士で集まって今日も仲間との共同幻想や妄想力を駆使して決して明文化されない常識を形作っていく。マメだなぁ。

ところで、最近世の中には不満、弱者の不満が力を持ってきているように思える。これがマメラーと結びつくと大変なことになってくる。どこにもかかれることのないその場の空気、という怪物に支配されるのである。

マメラーは立ち止まらない。マメラーは進み続ける。マメラーは一人じゃない。こうして空気は醸成されていく。原理原則の通じないマメラーによる圧力は呪詛になる。呪いである。みんなと違うという恐怖感から来る呪い。自分が他と違っていては怖いという呪い。これらは全部、マメラーが醸し出し、加担する。

とまれ、ラインを決めて立ち止まれ。そういうことはマメラーにはできない。
マメラーは群れだからだ。立ち止まると群れからおいてかれるからだ。一人二人が立ち止まっても群れ全体は止まらないからだ。

そう、マメラーの群れを止める方法がない。これがマメラーの呪いである。集団ヒステリーである。怖い。

だがしかし、マメラーなる人物はいない。ただただ、マメラー的な性格をみなが少しずつ持っているだけなのだ。だから、本当は止まれるのだ。これを読んでいる、あなたは止められる。冷静になれば、一人だけで止まることができる。

さあ、止まりなさい。
あなただけでもとまりなさい。
あの人がいうから、というけれど、本当でしょうか?
止まって見なさい。周りをよく見て見なさい。
全員が同じ方向を見ていたら、それは危険信号です。
戦前の「一億総火の玉」といっていたのと何が違うのですか?