Time☆leap
A:泣けばいいと思うよ>fu7mu4
F:泣いても解決しない>A
かわいそうな人がいた。
いわゆるIT土方の一人である。
彼はその日、客先の打ち合わせに参加した。仕様書の作成である。それを帰社後、3時間で作成した。なぜ、3時間かというと定時前にその仕事を完了させたかったからである。その後には今週中に仕上げる予定の仕事もあったから定時に帰ることは無いのだけれども、そこは気分の問題である。
さて、2時間50分後、彼はどうなっただろうか。
予定通り順調に作業がはかどり、提出前のチャックを行っていた。
メールが届いた。
客先からだ。
開いてみると、驚いた。仕様書の重要な箇所の変更が書かれていた。さっそく事実確認のために客先に電話してみたところ、上がそう変えたと聞かされた。
電話を切ってつぶやいた彼の言葉
「そうか、3時間が消えたか」
コスト 客先からの電話
効果 今までの仕事の内容をチャラにして対象の人間の時間を飛ばすことができる。
時間を飛ばされた人間には謎の疲労が残る。